STYLE PROFILE
パワー・ドレッシング
Power Dressing
ここでは1980年代の肩幅を大きく見せるスーツを中心に、仕立ての輪郭で強さを示す装いを扱います。

パワー・ドレッシングの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#30343C | 文字と構造 | 10.18:1 | 本文の文字にも使える |
#858B96 | 主な装飾 | 2.79:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
パワー・ドレッシングのプロンプト例
パワー・ドレッシングでデザインしてください。大きな肩幅と明確な仕立ての線を持つスーツを軸に、構築的な輪郭を強調してください。
パワー・ドレッシングの主な視覚的特徴
- 広く張った肩
上着に厚い肩パッドを入れ、肩を広く張らせます。男性の多い職場に入った女性が、命令する立場にあるように見せるために着たと説明されています。
- 明確な輪郭のテーラードスーツ
鋭く仕立てた上着に、そろいのスカートやパンツを合わせます。男性用では、細い縞の入ったダブルのスーツに幅の広い襟を付けました。
- 身体を大きく見せる構築的な形
広い肩と、まっすぐで短いスカートなどを組み合わせ、体の輪郭を大きく、強く見せます。テレビドラマの登場人物アレクシスの服が、その例として挙げられます。
パワー・ドレッシングが向いている成果物
広い肩と輪郭の明確なスーツで人物を見せ、服飾史や自己表現を扱う内容に構築的な強さを伝えられる。
パワー・ドレッシングとは
パワー・ドレッシングは、服装によって力や権威を示そうとする着こなしです。FIT美術館は、鋭く仕立てたスーツを「パワー・ドレッシング」のおそらく最も一般的な例とし、この言葉が、1980年代に上昇志向の実業家の男女が着た、肩の大きなスーツを表すのによく使われたと説明しています。
FITの服飾史年表によると、1980年代が進むにつれてパワー・ドレッシングが主流になりました。これは、高い地位で働き、真剣に受け止められるために服装を使う女性が増えたことを反映していました。年表が引用するヘネシーによれば、男性の多い職場に入った女性は、命令する立場にあるかのような装いを有利と考え、肩に厚いパッドを入れた上着や鮮やかな色、大胆な装身具を身に着けました。
1981年に始まったアメリカのテレビドラマ『ダイナスティ』は、パワー・ドレッシングと肩パッドの流行を後押ししました。デザイナーも取り入れ、ティエリー・ミュグレーは肩幅の広いスーツを作りました。1980年代半ばから後半には男性にも広がり、細い縞のダブルのスーツに幅の広い襟を付けた「パワー・スーツ」が着られました。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館は、1979年冬のマレー・アーベイドのドレスの肩パッドを、1980年代の「パワー」の肩の先駆けとしています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 肩が広く、張り出している
- 輪郭のはっきりした、仕立てたスーツである
- 全体として、体を大きく見せる形になっている
これらが揃っていると、パワー・ドレッシングの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「パワー・ドレッシング」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Power Mode: The Force of Fashion(新しいタブで開きます)The Museum at FIT
- 1980–1989 (decade overview by Karina Reddy)(新しいタブで開きます)Fashion History Timeline, Fashion Institute of Technology
- Style Conscious: 1980s(新しいタブで開きます)Maidstone Museum
- Cocktail dress, Murray Arbeid, London, Winter 1979(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
名称・説明・主な視覚的特徴と「パワー・ドレッシングとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



