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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ムデハル様式

Mudéjar

煉瓦、陶器、漆喰、木を使い、幾何学的な面装飾を重ねるスペインの建築表現。

ムデハル様式のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ムデハル様式の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#EEE2C9)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#382E25文字・構造10.31:1本文の文字にも使える
#A8643E主色3.58:1大きな文字や図形なら使える
#2F706A補助色4.48:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ムデハル様式のプロンプト例

ムデハル様式の雰囲気にしてください。煉瓦を組んだ反復模様、陶器による彩色装飾、木や漆喰に施す幾何学的な細工を取り入れてください。

ムデハル様式の主な視覚的特徴

  1. 煉瓦を組んだ反復模様

    煉瓦を角を立てたり組み合わせたりして帯状に積み、菱形の網目や星形の模様を壁面に繰り返します。煉瓦はムデハルの主な材料でした。

  2. 陶器による彩色装飾

    釉薬をかけた陶器のタイルを煉瓦と組み合わせ、壁に色を添えます。テルエルの四角い塔では、広い面が釉薬をかけた陶器と赤い煉瓦で飾られています。

  3. 木や漆喰に施す幾何学的な細工

    漆喰や木にも細工をほどこし、天井には彫刻した木組みを用います。アラゴンに残るムデハルの天井の多くは、紋章や幾何学模様などの絵で飾られています。

ムデハル様式が向いている成果物

  • 煉瓦、タイル、木の幾何学的な細工を見せ、スペインの建築と工芸を扱う内容の特徴を伝えられる。

  • 幾何学的な反復模様を包みの面や帯へ応用し、装飾のリズムを持つ外観にできる。特定の宗教的意匠を意味なく流用しない。

ムデハル様式とは

ムデハル様式は、ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の文化が並び立つなかから、12世紀にイベリア半島で現れた建築様式で、トレドで生まれたと考えられています。アラゴンでは、レコンキスタ後の独特の政治・社会・文化の状況から12世紀にムデハル美術が発展し、17世紀初めまで続きました。

イスラムの伝統の影響を受けながら、同時代のヨーロッパの様式、とくにゴシックも映しています。ゴシックやロマネスクのように新しい形や構造をつくるのではなく、西欧の様式をイスラムの影響によって解釈し直したものとされます。主な材料は煉瓦で、陶器、漆喰、木も用いました。アラゴンの建物の壁面には、菱形の網目模様(セブカ)や星形、角を立てたり組み合わせたりした煉瓦の帯、アルフィスなどが見られます。

ユネスコの世界遺産「アラゴンのムデハル様式建築」は10の建物からなり、サラゴサのアルハフェリア宮殿やラ・セオ、テルエルの教会の塔などが含まれます。とくに鐘楼では、煉瓦と釉薬をかけたタイルがきわめて洗練された独創的な方法で使われました。テルエルでは13〜15世紀に多くの塔が建てられ、大聖堂の塔は1257年のものです。

ムデハルは北のレオン、アビラ、セゴビアなどへ広がり、「煉瓦のロマネスク」と呼ばれる表現を生みましたが、最も発達したのはアラゴン、とくにテルエルでした。17世紀に衰えた後も、アラゴンのムデハルの多くの要素は18世紀から今日まで受け継がれ、ネオ・ムデハルという新しい様式を生みました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 煉瓦を組んで、繰り返しの模様をつくっている
  • 釉薬をかけた陶器で色を添えている
  • 木や漆喰に幾何学的な細工がある

これらのいくつかが揃っていると、ムデハル様式の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ムデハル様式」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ムデハル様式とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)