STYLE PROFILE
ホログラム風UI
Holographic Display
フィクションのホログラム表示のように、背景が透ける面へ発光する情報を重ねるUI表現。

ホログラム風UIの代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#D6E9DE | 文字と構造 | 11.79:1 | 本文の文字にも使える |
#6EAFA6 | 主色 | 5.94:1 | 本文の文字にも使える |
#6EAADE | 強調色 | 6.02:1 | 本文の文字にも使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
ホログラム風UIのプロンプト例
ホログラム風UIでデザインしてください。背景が透けて見える表示面、光を帯びた細い図形や文字、空間の奥行きに沿って重なる情報を取り入れてください。
ホログラム風UIの主な視覚的特徴
- 背景が透けて見える表示面
表示面を半透明にして、後ろの人物や景色が見えるようにします。『シタデル』では、球形の画面を透明なガラス板に映す形で描かれました。
- 光を帯びた細い図形や文字
細い線や小さな文字を、内側から光を放つように描きます。実体のない光の像に見せることで、空中に浮かぶ表示らしさを出します。
- 空間の奥行きに沿って重なる情報
複数の情報の層を前後にずらして重ね、空間に広がる表示に見せます。『ゴースト・イン・ザ・シェル』では、平らな画面を避けた立体的な表示が構想されました。
ホログラム風UIが向いている成果物
透ける面と発光する細線で情報を層状に配置し、SFや先端技術を扱う企画の世界観を画面へ展開できる。実際の操作と装飾は区別する。
ホログラム風UIとは
ホログラム風UIは、映画やドラマに登場する、空中や透明な面に浮かぶ架空の操作画面をもとにした表現です。名前のもとになったホログラフィーは、奥行きがあるように見える像を作り出す方法で、発明したデニス・ガボールは1971年にノーベル物理学賞を受けました。映像作品では、こうした表示を、撮影した映像に図や文字として合成して描くことがあります。
2002年の映画『マイノリティ・リポート』では、主人公が特殊な手袋をはめ、空中に浮かぶ画像やデータの壁を、大きな身ぶりで操作しました。この操作の仕組みは、MITメディアラボの研究者ジョン・アンダーコフラーが開発していたもので、制作会社イマジナリー・フォーシズは彼と協力して画面を視覚化しました。
テリトリー・スタジオも、こうした表示を多く手がけています。映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』では平らな画面を避けるよう求められ、立体的なホログラムの表示を構想しました。『シタデル』では、球形の画面を透明なガラス板に映し、俳優の背後に合成しました。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では、クラゲの形や半透明の質感を参考に、生き物のようなホログラムの操作画面を考えました。短編映画『MILES』では、監視システムや軍用ドローンなどの機械の視覚を参考にして、立体的なホログラムの操作部を映像に合成しました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 背景が透けて見える面に情報が表示されている
- 光を帯びた細い線や文字で描かれている
- 情報が空間の奥行きに沿って重なっている
これらが揃っていると、ホログラム風UIの特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「ホログラム風UI」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Citadel(新しいタブで開きます)Territory Studio
- Miles: Robot Vision(新しいタブで開きます)Territory Studio
- Dennis Gabor – Facts(新しいタブで開きます)NobelPrize.org(Nobel Prize Outreach)
- The Nobel Prize in Physics 1971(新しいタブで開きます)NobelPrize.org(Nobel Prize Outreach)
- The Struggle to Spread the Minority Report Interface(新しいタブで開きます)MIT Technology Review
- Minority Report(新しいタブで開きます)Imaginary Forces
- Ghost in the Shell(新しいタブで開きます)Territory Studio
- Guardians of the Galaxy(新しいタブで開きます)Territory Studio
名称・説明・主な視覚的特徴と「ホログラム風UIとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)

