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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシック

High Victorian Gothic

多色の煉瓦や石の帯を、尖頭窓と重量感のある建物へ組み合わせる建築スタイル。

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#E8D8BD)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#352B29文字・構造9.80:1本文の文字にも使える
#964B3C主色4.44:1大きな文字や図形なら使える
#6D6C66補助色3.75:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックのプロンプト例

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックの雰囲気にしてください。色の異なる煉瓦や石を重ねた帯、重い石造または煉瓦造の量塊、尖頭窓と急勾配の屋根を取り入れてください。

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックの主な視覚的特徴

  1. 色の異なる煉瓦や石を重ねた帯

    色の違う煉瓦や石を組み、壁に装飾的な帯を作ります。オール・セインツ教会では、色を表面に施すのではなく、建物を支える材料そのものが飾りになっています。

  2. 重い石造または煉瓦造の量塊

    建物は必ず煉瓦か石で造られ、先行するゴシック・リヴァイヴァルより重く、どっしりと見えます。隅には石の隅石を据え、型押し煉瓦やテラコッタのパネルも使われました。

  3. 尖頭窓と急勾配の屋根

    ゴシックの尖頭アーチを窓や入口、飾りの屋根窓に用い、屋根は急な切妻で、交差する切妻を持つこともあります。円錐屋根の小塔もよく見られます。

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックが向いている成果物

  • 多色の組積帯と尖頭窓を主題にし、ヴィクトリア期の建築の重さと色の特徴を示せる。

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックとは

ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックは、19世紀半ばごろに英国で生まれた建築様式です。はじめは英国の中世建築に着想を得て、のちにはフランスやドイツの中世の建築の伝統も取り入れました。米国で本格的に現れたのは、南北戦争の後のことです。

先に流行したゴシック・リヴァイヴァルと似ていますが、それより重く、どっしりとした表現です。建物は必ず煉瓦か石で造られ、装飾的な組積による多色の帯が目印です。『建築の七灯』(1849年)の著者ジョン・ラスキンはこの様式の主な唱道者で、表面に施した色よりも、構造そのものによる彩色を優れたものと考えました。

ロンドンのオール・セインツ教会(マーガレット・ストリート)は、ウィリアム・バターフィールドが設計し、1859年に献堂されました。スマートヒストリーは、この教会を「おそらくこの様式の最も優れた例」と評しています。米国では、フランク・ファーネスらが設計し、1876年の百年祭に合わせて完成したフィラデルフィアのペンシルベニア美術アカデミーが、ペンシルベニア州の代表例の一つです。ファーネスは、ラスキンやバターフィールドの英国ヴィクトリア朝ゴシックからも要素を取り入れました。

この様式は、学校や教会、官庁といった大規模な公共建築に多く使われ、ときには大邸宅にも選ばれました。図書館にもよく用いられ、主に都市の建物でした。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 色の違う煉瓦や石が、壁に帯や模様を作っている
  • 煉瓦や石で造られた、重く大きな建物である
  • 窓や入口に尖頭アーチがあり、屋根の勾配が急である

これらが揃っていると、ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「ハイ・ヴィクトリアン・ゴシック」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「ハイ・ヴィクトリアン・ゴシックとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)