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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

コラージュ

Collage

切ったりちぎったりした素材を組み合わせて、一つの画面を作る表現です。素材ごとの境界や重なりを残すことで、貼り合わせた構成が見えます。

コラージュのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

コラージュの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#EDE7D9)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#292824文字と構造11.96:1本文の文字にも使える
#AB6852主色3.52:1大きな文字や図形なら使える
#719097強調色2.77:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

コラージュのプロンプト例

コラージュでデザインしてください。切り口やちぎり跡のある形、別々の素材を貼り合わせた構成、素材の境界や重なりを取り入れてください。

コラージュの主な視覚的特徴

  1. 切り口やちぎり跡のある形

    はさみで切った縁や、手でちぎったぎざぎざの縁を、そのまま形の輪郭として見せます。アルプは《偶然の法則にしたがって配置された正方形のコラージュ》で、より精密な道具を使わずに手で紙を裂き、四角形のぎざぎざの輪郭を受け入れました。

  2. 別々の素材を貼り合わせた構成

    紙、写真、布など、出どころの違う素材を1つの台紙の上に組み合わせます。ピカソは新聞の紙面を貼ることで、日常の現実を画面に持ち込もうとしました。

  3. 素材の境界や重なり

    貼った素材どうしの境目や重なりを隠さず、平面かごく浅い浮き彫りの層として残します。境目が見えることで、貼り合わせて作った構成だとわかります。

コラージュが向いている成果物

コラージュとは

コラージュは、紙や写真、布などの断片を台紙に並べて貼り付ける技法と、その作品を指す言葉です。語源は「貼る」を意味するフランス語の動詞コレ(coller)で、芸術家の技法として使われ始めたのは20世紀初めです。

キュビスムの画家ジョルジュ・ブラックは、木目を模した紙を白い紙に貼り、その上に素描しました。これは「パピエ・コレ」と呼ばれるコラージュの一種です。ブラックとパブロ・ピカソは1912年の終わりから1913年初めにかけて多くのパピエ・コレを作り、ピカソは日常の現実を絵に持ち込もうと、新聞の紙面を貼りました。

第一次世界大戦中のチューリヒでは、ダダの創設者の1人ジャン(ハンス)・アルプが、紙をちぎって落とし、落ちた場所に貼る「偶然のコラージュ」を作ったと伝えられます。MoMAが所蔵する《偶然の法則にしたがって配置された正方形のコラージュ》(1916〜17年)も、ちぎった紙片を散らして作った作品の一つです。MoMAは、第一次世界大戦を経て理性を疑ったアルプたちが、その解毒剤として偶然に目を向けたと説明しています。

ダダの芸術家クルト・シュヴィッタースは、拾い集めた廃材によるコラージュなどを「メルツ」と呼びました。写真を組み合わせるフォトモンタージュも、1915年にダダの芸術家たちが戦争への抗議に使ったのが始まりとされます。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 形の縁に、切り口やちぎった跡が残っている
  • 別々の素材が貼り合わされて、1つの画面になっている
  • 素材どうしの境目や重なりが見えている

これらが揃っていると、コラージュの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「コラージュ」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「コラージュとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)