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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

襤褸(ボロ)

Boro

使い続けるために布を継ぎ、補修を重ねた衣服や寝具に見られる表面です。単なる汚し加工とは区別します。

襤褸(ボロ)のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

襤褸(ボロ)の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#D3CEC0)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#2E4256文字と構造6.58:1本文の文字にも使える
#6E8293主な装飾2.53:1文字には向かない
#99958A補助の装飾1.90:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

襤褸(ボロ)のプロンプト例

襤褸(ボロ)でデザインしてください。色あせた布に補修布を継ぎ重ね、使い続けるための縫い目と層を見せてください。

襤褸(ボロ)の主な視覚的特徴

  1. 色や厚みの異なる補修布

    擦り切れた所に別の布を当てたり、古い衣服を切ってつないだりするため、色や厚みの違う布が一枚の中に重なります。

  2. 複数の時期の継ぎ合わせ

    衣服は何代にもわたって受け継がれることがありました。V&Aが所蔵する一着も、継ぎ合わせて継ぎを当てた上に、さらに補修されています。こうした衣服には、時期の異なる継ぎ合わせが一枚に残ります。

  3. 使い込んだ布に残る運針

    ぐし縫いや刺し子で布を補強し、布の層を縫い合わせます。使い込んだ布の上に、その運針の跡が線となって残ります。

襤褸(ボロ)が向いている成果物

  • 色や厚みの違う補修布と運針を見せ、使い続けるための手入れや布の履歴を主題として伝えられる。単なる汚し模様とは区別する。

襤褸(ボロ)とは

襤褸(ぼろ)は、擬態語の「ぼろぼろ」から出た言葉で、着古して破れた衣服や、つぎだらけの衣服を指します。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)は、布をはぎ、継ぎを当て、縫うことで、衣服や寝具などの布を作り直し、補修して長く使う営みと説明しています。

襤褸は、木綿が入る前の日本で伝統的だった、藍染めの麻の衣服と結びついています。擦り切れた所に布を当てたり、古い衣服を切ってつないだりし、ぐし縫いや刺し子で補強するとともに、布の層を縫い合わせます。19世紀から20世紀初めには、襤褸の衣服が貧しい農村の家族で何代にもわたって受け継がれることもあり、その制作は「もったいない」という思いの表れでした。

V&Aが所蔵する襤褸の衣服の一つは、19世紀後半の日本で農民か漁師が着たとみられる衣で、すべて再利用の布で作られています。襤褸の布は、多くが布団の表で、美術作品として、また手織りの布や染料、技法を伝える文化の記録として見られるようになりました。2020年には、ニューヨークのジャパン・ソサエティー・ギャラリーで、人類学者の田中忠三郎が集めた東北地方の襤褸50点が、現代のデザイナーの作品と並べて展示されました。V&Aは、こうした襤褸の精神が、現代の「ダメージ加工」や補修したように見える服の流行にもつながっていると述べています。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 色や厚みの異なる布が継ぎ当てられている
  • 継ぎ当ての上に、さらに別の布が重なっている
  • 使い込んだ布に運針の跡が残っている

これらが揃っていると、襤褸(ボロ)の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「襤褸(ボロ)」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「襤褸(ボロ)とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)