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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

バティック

Batik

蝋で残した線や点によって、染色する部分としない部分を分ける布の表現です。柄や色は地域と用途で異なります。

バティックのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

バティックの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#E9DBBE)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#493B2C文字と構造7.88:1本文の文字にも使える
#8C6242主な装飾3.89:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

バティックのプロンプト例

バティックでデザインしてください。蝋で防染した線と点を残し、その間を染め分けた布の文様として表現してください。

バティックの主な視覚的特徴

  1. 蝋の防染で残る線と点

    熱い蝋で布に点や線を描くと、その部分は染料をはじいて染まりません。蝋を落としたあと、描いた線や点が地の色のまま模様として残ります。

  2. 線で区切られた染色面

    蝋の線が染料をはじく境目になり、線に囲まれた面ごとに色が分かれます。蝋で描いた線が、そのまま色面の輪郭になります。

  3. 複数の工程を重ねた文様

    布を1色ずつ染めては熱湯で蝋を落とし、蝋置きと染めを繰り返して色を重ねます。工程を重ねるごとに、文様に色の層が加わります。

バティックが向いている成果物

  • 防染で残る線や点と染色面を図柄に使い、染め布を思わせる重なりを包みに展開できる。地域や用途に固有の柄は文脈を確認する。

  • 蝋で区切る線と色面を見せ、染織を紹介する記事の特徴を伝えられる。

バティックとは

バティックは、蝋で防染して文様を染めた布で、インドネシアのジャワ島を中心に作られています。日本ではジャワ更紗とも呼ばれ、広い意味では蝋を使う防染染め(臈纈染)全般を指します。インドから伝えられたとされ、イスラム文化や中国、ヨーロッパなどの影響を受けて発展しました。

職人は、熱い蝋の点と線で布に図案を描きます。蝋は染料をはじくため、布を1色の染料に浸したあと熱湯で蝋を落とし、色を増やしたいときはこれを繰り返します。蝋を置く道具には、点や線を描くチャンチンと、型押しに使うチャップがあります。

中部ジャワの古都ソロとジョクジャカルタの周辺が本場で、藍と茶褐色が古くからの色調です。両地域のバティックはとくに18〜19世紀に王宮を中心に発達し、長く民間での使用が許されない模様もありました。18世紀以降に中国やインド、アラブ諸国の影響を受けた北岸のチルボンやペカロンガンなどのバティックでは、茜や緑などの色が多く使われました。

ユネスコの説明によれば、インドネシアでは、赤ちゃんを抱く布から葬儀の布まで、バティックが人の一生に寄り添います。模様には、アラビア文字の書や中国の鳳凰、日本の桜など、さまざまな影響が見られます。2009年には、ユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 蝋で染め残した線や点が模様を描いている
  • 線で区切られた面ごとに色が分かれている
  • 色を重ねた複数の工程の跡が見える

これらが揃っていると、バティックの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「バティック」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「バティックとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)