STYLE PROFILE
新即物主義
New Objectivity
別名:ノイエ・ザッハリヒカイト、Neue Sachlichkeit
人物や社会の姿を、精密な輪郭と滑らかな面で冷静に描く絵画表現。

新即物主義の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#363435 | 文字・線 | 7.45:1 | 本文の文字にも使える |
#866D56 | 主色 | 2.92:1 | 文字には向かない |
#6A7A71 | 補助色 | 2.73:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
新即物主義のプロンプト例
新即物主義風に、細部を捉える精密な線、硬く明瞭な輪郭、筆触を抑えた滑らかな色面を取り入れてください。
新即物主義の主な視覚的特徴
- 細部を捉える精密な線
人物の顔立ちや衣服、街の細部を、細く正確な線で描き込みます。新即物主義の画家たちは、突き放した態度と正確な線で戦後の社会を記録しました。
- 硬く明瞭な輪郭
形の輪郭を硬く、はっきりと区切り、人物を際立たせます。ヴェリストは硬い輪郭の形でモデルの姿を絞り込み、一人ひとりを一つの型として表そうとしました。
- 筆触を抑えた滑らかな色面
筆の跡を目立たせず、表面を滑らかに塗り上げます。表現主義の感情の激しさから離れ、冷静な観察を伝える仕上げです。
新即物主義が向いている成果物
精密な線と硬い輪郭で人物や社会の情景を描き、冷静な観察を主題画像の印象として伝えられる。
新即物主義とは
新即物主義は、1920年代のドイツに現れた、近代の写実主義の動きです。ドイツ語のノイエ・ザッハリヒカイトを訳した名前で、G・F・ハルトラウプが企画し、マンハイムで開かれた展覧会「新即物主義」に由来します。
この展覧会は、第一次世界大戦の後、芸術家が極端な前衛を離れて、より伝統的な方法へ戻った「秩序への回帰」の一つでした。新即物主義は、表現主義の感情の激しさから離れ、批判的な写実と社会への論評、同時代の生活の細かな描写を特徴とします。画家たちは周囲を冷静に、皮肉に見つめ、突き放した態度と正確な線で戦後の社会を記録しました。
運動には二つの考え方がありました。一つは社会を容赦なく批判する「ヴェリスト」で、オットー・ディックス、ジョージ・グロス、ゲオルク・ショルツらです。もう一つは調和と美を重んじる「古典派」で、アレクサンダー・カノルト、ゲオルク・シュリンプフ、クリスティアン・シャートらです。ディックスとグロスは、敗戦後のドイツの腐敗や快楽の追求を鋭く描きました。ヴェリストは正確で硬い輪郭と滑らかな表面の形で、ワイマール共和国の人々の肖像を描き、一人ひとりを一つの型として表そうとしました。
新即物主義は、ナチ党が政権を握る1933年まで続いたワイマール共和国の時代と結びついています。ニューヨークのノイエ・ギャラリーは、この運動を20世紀の最も重要な美術の展開の一つとしています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 細部まで精密な線で描き込まれている
- 輪郭が硬く、くっきりしている
- 筆の跡を抑えた滑らかな色面で塗られている
これらが揃っていると、新即物主義の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「新即物主義」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Glitter and Doom: German Portraits from the 1920s(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
- German Drawings and Prints from the Weimar Republic (1919–33)(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
- Neue Sachlichkeit(新しいタブで開きます)Tate
- Neue Sachlichkeit / New Objectivity(新しいタブで開きます)Neue Galerie New York
- Glitter and Doom: German Portraits from the 1920s(新しいタブで開きます)The Metropolitan Museum of Art
名称・説明・主な視覚的特徴と「新即物主義とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)

