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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

リトグラフ風

Lithograph

クレヨンやインクで直接描いた線と面を生かす、石版画由来の表現。

リトグラフ風のスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

リトグラフ風の代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#F0E5D0)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#31332B文字と構造10.26:1本文の文字にも使える
#A56B45主色3.51:1大きな文字や図形なら使える
#6F8464強調色3.26:1大きな文字や図形なら使える

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

リトグラフ風のプロンプト例

リトグラフ風でデザインしてください。クレヨンで描いたような線と粒状の濃淡、インクによる描画的な色面、版ごとに重ねた色の構成を取り入れてください。

リトグラフ風の主な視覚的特徴

  1. クレヨンで描いたような線と粒状の濃淡

    表面を粗くした石に油性のクレヨンで描くと、クレヨンが石の凸部に付き、途切れた線と陰影になります。チョークの素描に似せたこの描き方が、粒状の濃淡を生みます。

  2. インクによる描画的な色面

    油性のインクを筆やペンで描いたり、水で薄めて筆で塗ったりして、線や面を作ります。描いた形がそのまま刷られるため、筆の運びが色面に残ります。

  3. 版ごとに重ねた色の構成

    多色刷りでは色ごとに別の石や版を用意し、同じ紙を繰り返し刷って色を重ねます。刷るたびに版の位置を正確に合わせる必要があります。

リトグラフ風が向いている成果物

  • クレヨンの粒状の線と重なる色面で図像を描き、手描きと印刷が混ざった柔らかい外観を作れる。

リトグラフ風とは

リトグラフ(石版画)は、18世紀の終わりにドイツで生まれた版画の技法です。バイエルンの劇作家アロイス・ゼネフェルダーが、脂を含むクレヨンで台本を石灰石の板に書き、刷って複製できることに気づいたのが始まりとされます。

平らな石や金属板の上で、油と水が反発し合う性質を利用して刷る平版の技法です。油性の材料で描いた部分だけが印刷インクを受け付けるため、クレヨンや筆、ペンなど描き慣れた道具の線や濃淡を、そのまま刷ることができます。それまでの版画より幅広い筆致や濃淡を表せるようになり、色ごとに別の石を用意して重ね刷りすることで、色刷りも容易になりました。

19世紀初めには、ジェリコーやドラクロワらロマン主義の画家が、木炭や黒チョークのような劇的な濃淡を評価しました。さらに色刷りと大きな版が可能になると、1880〜90年代には明るい大型ポスターが広告を一変させました。トゥールーズ=ロートレックは、ポスターに、インクを吹き散らす技法を好んで使いました。

20世紀初めには、版から一度ゴムの面に移して刷るオフセット・リトグラフが生まれ、商業印刷の主要な方法の1つとなりました。版画の分野では、1960年にロサンゼルスでタマリンド・リトグラフ工房が設立され、アメリカにリトグラフの技を取り戻すため、数百人の刷り師を育てました。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • クレヨンで描いたような、途切れがちな線や粒状の陰影がある
  • 筆やペンで描いたような色面がある
  • 色ごとの版を重ねて画面の色が組み立てられている

これらが揃っていると、リトグラフ風の特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「リトグラフ風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「リトグラフ風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)