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DESIGN VOCABULARYデザインスタイル図鑑

STYLE PROFILE

グレイン/ノイズ

Film Grain and Noise

細かな粒や色のばらつきを重ね、デジタルの均一な面にフィルムのような手触りを加える表現です。粒の大きさと強さで見え方が変わります。

グレイン/ノイズのスタイル見本
見本はこの図鑑のためにAIで生成した画像です。

グレイン/ノイズの代表配色例

色コードと役割をまとめてコピーできます。
背景(#E4DDD1)とのコントラスト比
色役割比文字に使う目安
#292A2D文字と構造10.63:1本文の文字にも使える
#8D948B主色2.30:1文字には向かない

比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。

グレイン/ノイズのプロンプト例

グレイン/ノイズでデザインしてください。画面に分布する細かな粒、明るさや色の不規則なばらつき、粒の粗さが見える表面を取り入れてください。

グレイン/ノイズの主な視覚的特徴

  1. 画面に分布する細かな粒

    ハロゲン化銀の結晶が不規則に並ぶフィルムのように、細かな粒を画面全体に散らします。粒の量を増やすほど、粒がはっきり見えるようになります。

  2. 明るさや色の不規則なばらつき

    粒ごとに明るさが少しずつ違うため、均一な面にも細かなばらつきが生まれます。白黒の粒にするか色の付いた粒にするかでも、見え方が変わります。

  3. 粒の粗さが見える表面

    粒を大きくするほど粗い質感になり、粒の並びを不ぞろいにするほど表面がざらついて見えます。粒の大きさと粗さの組み合わせが、粒子の性格を決めます。

グレイン/ノイズが向いている成果物

グレイン/ノイズとは

グレイン/ノイズは、細かな粒や色のばらつきを画面に加える表現で、ここでは写真フィルムの粒子(グレイン)に似せたものを扱います。グレインとは、写真フィルムの上でハロゲン化銀の結晶が不規則に並ぶことで生まれる、目に見える質感です。粒子は細かいことも粗いこともあります。

伝統的な写真では、澄んだ画面と細かな粒子が目指されることが多くありました。一方で、日本の写真家・森山大道は、粒子が生む質感や不完全さを受け入れました。その作風はしばしば「アレ・ブレ・ボケ」と呼ばれ、粒子の粗さ、ぶれ、ぼけを表します。

この作風は、1960年代末の日本で作られた雑誌『プロヴォーク』の時代と結び付けられることが多くあります。同誌は、商業写真の光沢のある画像や記録写真の作風を退けました。同誌第3号に載った森山の写真では、銀塩プリントの黒や強いコントラスト、粒子の粗さが、現像と焼き付けで強められています。

画像編集ソフトでは、フィルムの粒子をまねることもできます。アドビのCamera Rawには、特定のフィルムを思わせる効果として粒子を加える機能があり、量・大きさ・粗さを調整できます。

見分けるときは、次の点を確かめてみてください。

  • 画面全体に細かな粒が散らばっている
  • 明るさや色が不規則にばらついている
  • 粒の粗さが表面の質感として見える

これらが揃っていると、グレイン/ノイズの特徴を持っていると言えるでしょう。

実例を見る

Google画像検索で「グレイン/ノイズ」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。

出典

名称・説明・主な視覚的特徴と「グレイン/ノイズとは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)