STYLE PROFILE
バイヨン様式
Bayon Style
穏やかな顔を刻んだ塔が集まり、日常や神話の浮彫が広がるクメールの建築表現。

バイヨン様式の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#3C3B32 | 文字・構造 | 8.58:1 | 本文の文字にも使える |
#93917A | 主色 | 2.43:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
バイヨン様式のプロンプト例
バイヨン様式の雰囲気にしてください。複数の方向を向く大きな人面塔、多くの塔が近接する複雑な構成、日常生活と神話を描く壁面の浮彫を取り入れてください。
バイヨン様式の主な視覚的特徴
- 複数の方向を向く大きな人面塔
塔の上部に、ふつう東西南北を向く4つの大きな顔を刻みます。顔は笑みを浮かべて目を開き、精巧な冠を着けています。
- 多くの塔が近接する複雑な構成
中央塔のまわりに、顔を刻んだ塔や楼閣が高さを変えて集まります。塔の群れが、須弥山の峰をかたどっています。
- 日常生活と神話を描く壁面の浮彫
回廊の壁に、市場や建設の作業などの日常の場面と、戦いの場面や神話を刻みます。当時の暮らしを伝える貴重な記録とされます。
バイヨン様式が向いている成果物
複数の方向を向く人面塔を主題にし、バイヨンの建築や彫刻を強い顔のイメージで示せる。
バイヨン様式とは
バイヨン様式は、カンボジアのアンコール・トムの中心に立つバイヨン寺院に代表される建築表現です。寺院は12世紀末、ジャヤヴァルマン7世の治世に建てられ、アンコール朝で唯一の仏教の国家寺院であり、最後に建てられた国家寺院でもあります。
バイヨンは大乗仏教の寺院で、王の名を映した名を持つ、ナーガの上に坐る仏陀の像のために建てられました。寺院は砂岩とラテライトで造られ、3つの層で山のような構造をつくり、須弥山(メール山)と結びつけられています。第1・第2の層は回廊と祠堂を持つ囲いで、第3の層の十字形の基壇に中央塔が立ちます。
塔には、ふつう東西南北を向く4つの顔が刻まれ、3つの顔の塔もあります。顔は大きく笑みを浮かべて目を開き、精巧な冠を着けています。高さの異なる顔の塔が山の峰をかたどり、37の塔が残っています。顔が誰を表すかは観音菩薩や王自身などの説があり、19世紀から議論が続いています。
外側の回廊には市場の屋台や道をつくる人々などの日常の場面と、チャンパとの戦いなどの歴史的な出来事が刻まれています。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 塔の上部に、複数の方向を向く大きな顔が刻まれている
- 多くの塔が、高さを変えて寄り集まっている
- 回廊の壁に、日常生活や神話の場面の浮彫がある
これらが揃っていると、バイヨン様式の特徴を持っていると言えるでしょう。
アプサラ機構は、バイヨンがアンコール・ワットと比べて、アンコールの「バロック」と見られることもあると述べています。
実例を見る
Google画像検索で「バイヨン様式」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Bayon(新しいタブで開きます)APSARA National Authority
- The bas-reliefs at Bayon temple show all the activities of the glorious Angkorian period(新しいタブで開きます)APSARA National Authority
- Angkor(新しいタブで開きます)UNESCO World Heritage Centre
- The Bayon: A temple with many faces(新しいタブで開きます)Smarthistory
名称・説明・主な視覚的特徴と「バイヨン様式とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)

