勝利の女神:NIKKEのPC版ランチャーのスクリプト改ざん事案の概要と評価
PC版ランチャーが読み込むスクリプト4件が改ざんされ、不正プログラムが配布されました。起動時に実行された可能性があり、運営は対象ユーザーに点検を呼びかけています。
- 発生日
- 2026/09/27
- 公表日
- (報道日)
- 改ざんされたスクリプト
- 4件
事案の概要
- 企業・サービス
- 勝利の女神:NIKKEのPC版ランチャーのスクリプト改ざん
- 確認状況
- 修正済みランチャーを配布しています。改ざん経路と影響範囲は調査中です。
- 発生日
- 2026/09/27同日にドメインの乗っ取りとスクリプト4件の改ざんが発生しました。不正プログラムの配布開始は10月30日です。 根拠資料
- 公表日
- (報道日)
報道の掲載日です。 - 公表された原因
- ITmedia NEWSの報道によると、ゲームサービスの一部で使用していたドメインが第三者に乗っ取られました。スクリプトの改ざん経路は運営が調査中です。
経緯
ITmedia NEWSの報道によると、「勝利の女神:NIKKE」の配信を担当するLevel Infiniteチームは11月5日、PC版ランチャーが読み込むスクリプトの一部が第三者に改ざんされ、起動時に不正プログラムが実行される可能性があったと発表しました。
運営の説明によると、9月27日にゲームサービスの一部で使用していたドメインが乗っ取られ、公式CDN上のスクリプト4件が改ざんされました。10月30日午前3時52分から、スクリプトを通じたユーザーのPCへの不正プログラムの配布が始まったといいます。
運営は11月4日午前0時ごろに異常に気付き、同日午前2時4分〜23分にファイル3件を差し替えて追加配布を遮断しました。午前2時30分ごろにクライアントを修正して更新し、午後0時9分に残る1件に関わるCDNキャッシュの更新を終えました。現在配布中のランチャーは修正済みとしています。
ITmedia NEWSによると、運営は影響範囲を調査しています。モバイル版は影響を受けておらず、点検は不要としています。
対象となった情報
ITmedia NEWSによると、外部研究者は不正プログラムを遠隔操作可能な「K2F」と報告し、ブラウザに保存したパスワードやCookie、暗号資産ウォレットのデータが盗まれるリスクなどを警告しました。運営は不正プログラムの詳細を明らかにしておらず、報道はこれらの情報の実際の流出を確認したとは述べていません。
原因
ITmedia NEWSの報道によると、運営はスクリプトが改ざんされた経路を特定するため、CDNを含むネットワークのセキュリティ環境を確認しています。再発防止策として、監視の強化、外部リソースの完全性検証、ランチャーの各機能の権限を必要最小限に絞る見直しを挙げています。
被害に遭われた方、心当たりのある方向けの対処法
対象ユーザーの点検
ITmedia NEWSの報道によると、運営は9月27日午後3時41分以降にWindows版ランチャーを一度でも起動したユーザーに、案内に沿ったPCの点検を求めています。PC版クライアントのACEには、11月5日午前8時から今回の不正プログラムを検査・削除する機能が追加されています。
ACEでの点検前にChromeなどのブラウザを完全に終了してください。ランチャーがない人向けの手動確認方法も案内されています。ログに「k2f_chan registered」がある場合、不正プログラムが実行された可能性があるとしています。
認証情報の変更と問い合わせ
不正プログラムを削除した後、対象PCで使ったことのあるアカウントのパスワードを変更し、PCに保存していたAPIキーやアクセストークンは破棄・再発行するよう求めています。これらの作業は点検を終えたPCか影響を受けていない別の端末で行い、ウイルス対策ソフトのフルスキャンとMicrosoft Defenderのオフラインスキャンも実施するよう推奨しています。
ゲーム外のアカウントの異常や金銭的な被害が発生した場合は、カスタマーサポートへ問い合わせるよう呼びかけています。運営は金銭的被害にも対応するとし、おわびとしてゲーム内アイテムなどを贈るとしています。
Bとした理由
公式CDN上のスクリプトの改ざんと不正プログラムの配布が報じられています。実際の情報流出や利用者側での不正操作の範囲は確認されていません。
評価基準 v4.1 ・ 評価日 2026-11-05
Bの評価基準氏名・連絡先等の露出、又は不正侵入を確認したが業務影響の範囲が不明・重要な影響が未確認の事案。