Shippio Platformへの不正アクセス事案の概要と評価
Shippio Platformへの不正アクセスで顧客情報などが閲覧され、約1300件の書類ファイルが無断でダウンロードされました。システム上のデータも一部損傷し、サービスは一時停止しています。
- 発生日
- 2026/11/01〜2026/11/02
- 公表日
- (報道日)
- 書類ファイル
- 約1300件が無断ダウンロード
- サービスへの影響
- Shippio Platformを一時停止、再開時期未定
事案の概要
- 企業・サービス
- Shippio Platformへの不正アクセス
- 確認状況
- 情報の一部漏えいとデータの一部損傷が確認されています。報道時点で情報の悪用は確認されておらず、サービスの再開時期は未定です。
- 発生日
- 2026/11/01〜2026/11/02報道によると、11月1日午後7時30分頃から11月2日午後5時頃にかけて複数回の不正アクセスがありました。 根拠資料
- 公表日
- (報道日)
報道の掲載日です。
経緯
LOGISTICS TODAYの報道によると、Shippioは2026年11月4日、貿易業務効率化支援システム「Shippio Platform」が外部の第三者から不正アクセスを受けたと発表しました。不正アクセスは11月1日午後7時30分頃から11月2日午後5時頃にかけて複数回ありました。
同報道によると、システム上のデータの一部が損傷したことも確認されました。Shippioは被害拡大の防止と調査・復旧のため、11月2日午前10時40分からサービスを一時停止しており、再開時期は未定です。
同社は不正アクセスを検知した11月2日以降、10月30日時点でアカウントを保有していた有料契約企業とその招待を受けた利用者に、メールとヘルプセンター内ページで通知しています。
流出した情報と流出していない情報
報道によると、顧客情報の一部と、Shippioが保有する個人情報を含む情報の一部が外部に漏えいしたことが確認されました。具体的な情報項目や対象人数は示されていません。
Shippioによると、報道時点で漏えいした情報が悪用された事実は確認されていません。
追記(2026-11-05)
LOGISTICS TODAYの2026年11月4日の続報によると、全顧客の会社名、チーム名、電話番号、住所が閲覧されました。輸送内容や日程、関係者などのシップメント情報と登録書類のファイル名・種類も、シップメント登録ユーザーのほぼ全てについて閲覧されました。約1300件の書類ファイルが無断でダウンロードされ、書類に含まれる情報は確認中です。
同報道によると、社内共有ファイルの一部も不正に閲覧・取得され、顧客情報が含まれている可能性を調査しています。ユーザーの氏名やメールアドレスなども漏えいした可能性があります。一方、外部の認証サービスで管理され、Shippioのシステムに保存されていないユーザーパスワードは、今回の不正アクセスでは取得されていません。
10月30日から社内業務ツールへの不正アクセスもあり、報道時点で遮断されています。また、サービス契約アカウント約1100チームで不正なユーザーアカウントとAPI認証情報の作成が確認され、一部の設定データへの書き込みや悪意のあるファイルのアップロードも判明しました。アップロードされたファイルがユーザーにダウンロードされた形跡や、シップメントなどの業務データの内容が書き換えられたことは、報道時点で確認されていません。
LNEWSの2026年11月5日の報道によると、Shippioは不審なメールや電話、SMSへの注意と、関連データを原本と参照することを呼びかけています。復旧後に再ログインやAPI連携用アクセストークンの再取得が必要になる可能性もあります。
対象情報
- 電話番号閲覧確認
全顧客の電話番号が閲覧されたと報じられています。
- 住所閲覧確認
全顧客の住所が閲覧されたと報じられています。
- 氏名流出のおそれ
ユーザーの氏名が漏えいした可能性があると報じられています。
- メールアドレス流出のおそれ
ユーザーのメールアドレスが漏えいした可能性があると報じられています。
被害に遭われた方、心当たりのある方向けの対処法
利用者への呼びかけ
Shippioは、不審なメールや電話、SMSなどを受けた場合、記載されたURLにアクセスせず、個人情報を入力・提供しないよう呼びかけています。また、Shippioに関連したデータは原本と参照するよう求めています。
報道によると、サービス復旧後、再ログインやAPI連携用アクセストークンの再取得が求められる可能性があります。
Sとした理由
不正アクセスにより、貿易業務を支援するShippio Platform全体が一時停止し、顧客情報などの閲覧と書類ファイルの無断ダウンロードも確認されています。主要な提供機能の停止を踏まえてTier Sとしています。
評価基準 v4.1 ・ 評価日 2026-11-05
Sの評価基準深い私的情報・本人確認書類画像・有効な認証情報の侵害、それと同等の管理機能・アカウント支配、大規模な連絡先流出、又は主要な提供機能の停止。