Videostrong製Android端末のバックドアとXCPEボットネット事案の概要と評価
Videostrong製のAndroid端末130万台超に出荷時からバックドアが組み込まれ、遠隔操作や通信中継などに悪用されたと報じられました。
- 発生日
- 未確認
- 公表日
- (報道日)
- 不正ソフトが組み込まれた端末
- 130万台超
事案の概要
- 企業・サービス
- Videostrong製Android端末のバックドアとXCPEボットネット
- 確認状況
- GoogleらはXCPEの運用を妨害し、関連する指令サーバーやドメインを停止させたと報じられています。関連する別の不正プログラムについても、さらに少なくとも1000万台の端末との接続を遮断できる見込みとされています。個々の端末の復旧状況は示されていません。
- 発生日
- 未確認
- 公表日
- (報道日)
報道の掲載日です。 - 公表された原因
- ITmedia NEWSの報道によると、GoogleはVideostrongが金銭目的で不正ソフトを意図的に組み込んだと判断しました。
経緯
ITmedia NEWSの報道によると、Googleは2026年11月3日、Android TV端末など130万台超に不正ソフトが組み込まれ、通信中継や広告詐欺などに悪用されていたと発表しました。対象はテレビに接続するセットトップボックスを中心とした端末です。
報道によると、不正ソフト「x.cpe」は遠隔操作用のバックドアとして機能し、端末をまとめて操作するボットネット「XCPE」に使われました。Googleは攻撃者による画面キャプチャーやキー入力による端末操作を確認しています。家庭の回線を第三者の通信中継に使う住宅用プロキシとしての悪用が最も多く、広告詐欺や別の不正ソフトの追加も確認されました。
Googleは日本の警察庁や民間企業と協力し、10月最終週にXCPEの運用を妨害したと報じられています。関連サーバーやドメインの停止に向けた法的措置も講じました。神戸新聞によると、警察庁は11月4日、Googleと連携し、レジデンシャルプロキシに使われたサーバーなどを無害化したと発表しました。
ITmedia NEWSの報道によると、GoogleはVideostrongとの取引を停止し、Google認証済みAndroid端末の製造・販売や他の認証端末メーカーへのソフトウェア供給を禁じました。認証済みAndroid TV端末のファームウェアに対する審査も強化するとしています。
対象となった情報
ITmedia NEWSの報道によると、アカウント情報やシステムログなどが外部に送信されていました。アカウント情報の具体的な項目や対象数は示されていません。
原因
ITmedia NEWSの報道によると、GoogleはVideostrongが金銭目的で出荷時の端末に不正ソフトを意図的に組み込んだと判断しました。x.cpeは初回起動後に不正コードを読み込むことで認証時のテストをすり抜け、削除後も再起動時に自動で再インストールされる仕組みでした。
追記(2026-11-05)
2026年11月5日のITmedia PC USERの報道によると、GoogleはXCPEの指令サーバーやドメインに加え、XCPE経由でも送り込まれていた十数種類の不正プログラムの指令用ドメインを停止させました。これらはXCPE以外の経路でも広がっていたため、さらに少なくとも1000万台の端末との接続を断ち切れる見込みだとしています。この数字は、XCPEに組み込まれた130万台超とは対象範囲が異なります。
同報道によると、感染端末は200以上の国と地域に広がっていました。また、XCPEにはGoogle Play プロテクトを無効にし、別のアプリをインストールする機能があったといいます。
被害に遭われた方、心当たりのある方向けの対処法
利用者への案内
ITmedia PC USERによると、Googleは利用者に信頼できるメーカーの製品を選ぶよう呼びかけています。Android TVの公式サイトでは正規パートナー企業の一覧を確認できると報じています。
Bとした理由
出荷時に組み込まれた不正ソフトによる端末の遠隔操作と悪用が確認されています。アカウント情報の具体的な内容や認証権限、業務停止の範囲は示されていません。
評価基準 v4.1 ・ 評価日 2026-11-05
Bの評価基準氏名・連絡先等の露出、又は不正侵入を確認したが業務影響の範囲が不明・重要な影響が未確認の事案。