佐賀大学のランサムウェア被害事案の概要と評価
佐賀大学へのランサムウェア攻撃で、学生や教職員ら約8万人分の個人情報が流出した可能性があります。これとは別に、医学部付属病院の患者の傷病名などを含む情報も流出したおそれがあります。
- 発生日
- 未確認
- 公表日
- (報道日)
- 個人情報の流出のおそれ
- 学生や教職員ら約8万人分
- 患者情報の流出のおそれ
- 件数を調査中
事案の概要
- 企業・サービス
- 佐賀大学のランサムウェア被害
- 確認状況
- 大学は事務用端末の利用と通常業務を再開し、感染経路や影響範囲を調査しています。患者情報の件数は調査中です。
- 発生日
- 未確認
- 公表日
- (報道日)
販売主張の報道日。企業による漏洩の公表日ではありません。 - 公表された原因
- ランサムウェアによる攻撃です。感染経路は調査中です。
経緯
サイバーセキュリティ.comの報道によると、佐賀大学は2026年9月24日午前8時42分、事務部門が利用するNASでランサムウェアによると思われる被害を確認しました。ファイルの改変が見つかり、大学は被害機器をネットワークから隔離し、同日午後4時45分に事務用端末の利用を停止しました。
同報道によると、大学は9月25日に被害を公表し、9月27日午前11時3分に事務用端末の利用を再開、9月28日から通常業務を再開しました。当初、教育・研究・診療業務のシステムへの影響は確認されていないとしていました。
大学は9月28日、教職員や学生の学内システム用IDとパスワードが流出した可能性を発表しました。同報道によると、その時点で実害は確認されていませんでした。外部専門事業者による調査を経て、大学は10月30日、個人情報が外部に流出した可能性を発表しました。
読売新聞の報道によると、大学は攻撃に伴い脅迫を受けたと説明しましたが、詳細は明らかにしていません。文部科学省に報告し、佐賀県警に相談しています。
対象となった情報
読売新聞の報道によると、学生や教職員ら約8万人分の氏名、生年月日、住所、電話番号などが流出した可能性があります。サイバーセキュリティ.comは、対象に元学生、元教職員、関係者等も含まれ、性別、メールアドレス、パスワードも流出のおそれがあると報じています。
これとは別に、医学部付属病院の患者の氏名、生年月日、診療科、傷病名、受診日なども流出したおそれがあります。サイバーセキュリティ.comによると、患者情報の件数は調査中です。
同報道によると、二次被害は確認されておらず、相談や苦情も寄せられていないとされています。
原因
報道によると、ランサムウェアによるサイバー攻撃が原因です。感染経路は調査中です。大学は引き続き調査し、情報セキュリティー対策を強化して再発予防を図るとしています。
対象情報
- 氏名流出のおそれ学生・教職員・元学生・元教職員・関係者等
学生、教職員、元学生、元教職員、関係者等の氏名です。
- 生年月日流出のおそれ学生・教職員・元学生・元教職員・関係者等
学生、教職員、元学生、元教職員、関係者等の生年月日です。
- 住所流出のおそれ学生・教職員・元学生・元教職員・関係者等
学生、教職員、元学生、元教職員、関係者等の住所です。
- 電話番号流出のおそれ学生・教職員・元学生・元教職員・関係者等
学生、教職員、元学生、元教職員、関係者等の電話番号です。
- メールアドレス流出のおそれ学生・教職員・元学生・元教職員・関係者等
学生、教職員、元学生、元教職員、関係者等のメールアドレスです。
- ID・識別子流出のおそれ
教職員や学生が学内システムにログインするためのIDです。
- パスワード流出のおそれ
教職員や学生の学内システム用パスワードの流出可能性が9月28日に発表されました。有効性や不正利用は確認できません。
- 氏名流出のおそれ医学部付属病院の患者
医学部付属病院の患者の氏名です。
- 生年月日流出のおそれ医学部付属病院の患者
医学部付属病院の患者の生年月日です。
- 健康・医療情報流出のおそれ
患者の診療科、傷病名、受診日などの受診履歴です。対象件数は調査中です。
Sとした理由
氏名などと結びつく患者の傷病名や受診履歴が流出したおそれがあります。具体的な健康情報の露出をSと評価します。
評価基準 v4.1 ・ 評価日 2026-11-02
Sの評価基準深い私的情報・本人確認書類画像・有効な認証情報の侵害、それと同等の管理機能・アカウント支配、大規模な連絡先流出、又は主要な提供機能の停止。