STYLE PROFILE
千鳥格子
Houndstooth
別名:ハウンドトゥース
四角から突き出す角がかみ合い、壊れた格子のように見える反復文様です。

千鳥格子の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#252528 | 文字と構造 | 13.08:1 | 本文の文字にも使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
千鳥格子のプロンプト例
千鳥格子でデザインしてください。対照的な二色で尖った角の格子をかみ合わせ、細かな反復文様を作ってください。
千鳥格子の主な視覚的特徴
- 尖った角を持つ格子形
四角い格子の角から、とがった突起が斜めに伸びた形です。この輪郭が、連なって飛ぶ千鳥や、並んだ猟犬の歯にたとえられてきました。
- 隣り合う形のかみ合わせ
一つの形の突起が隣の形のくぼみに入り込み、すき間なく連なります。そのため、普通の四角い格子が崩れたような不規則な格子に見えます。
- 対照的な二色による細かな反復
黒と白のように対照的な色の糸の組を使って織り出します。色の対比が強いほど、とがった輪郭がはっきりと現れます。
千鳥格子が向いている成果物
かみ合う角の二色文様を繰り返し、短い名称の周囲に細かく端正なリズムを与えられる。
千鳥格子とは
千鳥格子は、角のとがった形が連なる格子柄です。千鳥が連なって飛んでいるように見えることからこの名があり、英語では猟犬の歯を意味するハウンドトゥースと呼ばれます。ゲッティ研究所の美術・建築シソーラスは、主に織物に現れる不規則な格子柄と説明しています。
ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)の美術館の用語集は、千鳥格子を、対照的な色の糸の組を使って生み出す、とがった格子の効果と説明し、ヘリンボーンとともにツイードの変種に挙げています。
平凡社の『世界大百科事典』は、いわゆる千鳥格子をシェパード・チェックとして説明しています。その名は、18世紀後半に新しい地主がハイランドへ牧羊を導入した際に雇った、ボーダー地方の羊飼いの布に由来するとしています。ヘリオット・ワット大学は、ボーダー地方の丘で羊飼いが身に着けた黒と白の格子の肩掛けが、ツイードの着想源になったと説明しています。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館には、1920年代に自動車の運転者向けに作られた茶色のウールの千鳥格子のコートが収められています。オハイオ州立大学には、クリスチャン・ディオールによる1959年秋冬の黒と白の千鳥格子のスーツがあります。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 角のとがった形が格子状に並んでいる
- 隣り合う形の角が互いにかみ合っている
- 対照的な2色で細かく繰り返されている
これらが揃っていると、千鳥格子の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「千鳥格子」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- The Tailor’s Art – Menswear Fabrics - A Glossary(新しいタブで開きます)The Museum at FIT
- houndstooth (AAT 300266442)(新しいタブで開きます)Getty Research Institute, Art & Architecture Thesaurus
- 千鳥格子(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典、世界大百科事典 旧版)(新しいタブで開きます)コトバンク(小学館・平凡社)
- ハウンドトゥース(デジタル大辞泉)(新しいタブで開きます)コトバンク(小学館)
- チェック(改訂新版 世界大百科事典)(新しいタブで開きます)コトバンク(平凡社)
- Tweed (The Textile Collection)(新しいタブで開きます)Heriot-Watt University
- Motoring coat, Wilkinson & Son, 1920s(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- Dior Houndstooth Skirt Suit (HCT.1991.655.6a-d)(新しいタブで開きます)Fashion2Fiber, The Ohio State University Historic Costume & Textiles Collection
名称・説明・主な視覚的特徴と「千鳥格子とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



