STYLE PROFILE
サイアノタイプ風
Cyanotype
青い地に白い像が浮かび、感光した紙のように見える写真由来の表現。

サイアノタイプ風の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#F1EFE5 | 文字と構造 | 8.24:1 | 本文の文字にも使える |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
サイアノタイプ風のプロンプト例
サイアノタイプ風でデザインしてください。深い青の背景と白い像、対象の輪郭や透過部分が作る階調、光沢を抑えた紙の表面を取り入れてください。
サイアノタイプ風の主な視覚的特徴
- 深い青の背景と白い像
日光が当たった部分は水洗いで鮮やかな青になり、対象が光を遮った部分は白く残ります。このため、深い青の地に対象の白い像が浮かびます。
- 対象の輪郭や透過部分が作る階調
対象が光をどれだけ遮るかで、紙に届く光の量が変わります。輪郭のくっきりした部分は白く、光を少し通す薄い部分は淡い青になり、像に濃淡が生まれます。
- 光沢を抑えた紙の表面
サイアノタイプの像は明るい青で、表面につやがありません。薬液を紙に直接塗って作るため、紙そのものの質感も見えます。
サイアノタイプ風が向いている成果物
深い青と白い像、つやを抑えた紙の表情で、植物や自然の輪郭を静かな写真由来の一面にできる。
サイアノタイプ風とは
サイアノタイプ風は、写真の技法サイアノタイプの見た目を取り入れる表現です。サイアノタイプは1842年に、天文学者で科学者のジョン・ハーシェルが考案しました。鉄塩が光に反応することの発見から生まれた技法で、ブループリント(青写真)とも呼ばれます。
作り方は、まず鉄塩の液を紙に塗り、暗い所で乾かします。その上に植物の標本や図面、ネガなどを置いて直射日光に当てると、約15分で青い地に対象の白い像が現れます。紙を水で洗うと酸化が進み、技法の名の由来となった鮮やかな青(シアン)になります。仕上がった像は明るい青で、表面につやがありません。
植物学の挿絵を学んだアンナ・アトキンスは、この技法が植物の標本の記録に役立つことにすぐに気づきました。1843年には『英国の藻類:サイアノタイプによる印画』第1部を出し、写真で図版を入れた本を初めて印刷・刊行した人物となりました。
植物のほかにも、建築や工学の図面によく使われ、1880年代に広まりました。1880〜90年代には、アマチュアがスナップ写真のネガを試し焼きする方法としてもよく使われました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- 深い青の地に、白い像が浮かんでいる
- 対象の輪郭や透けた部分に、白から青への濃淡がある
- 表面につやがなく、紙の質感が見える
これらが揃っていると、サイアノタイプ風の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「サイアノタイプ風」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- An A to Z of photographic processes(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- Collection Selection Boxes – Photography: Processes and Techniques(新しいタブで開きます)Victoria and Albert Museum
- cyanotypes (photographic prints) (Art & Architecture Thesaurus)(新しいタブで開きます)Getty Research Institute
名称・説明・主な視覚的特徴と「サイアノタイプ風とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)

