STYLE PROFILE
アッバース朝建築(サーマッラー)
Abbasid Architecture at Samarra
サーマッラーを代表例に、螺旋状の塔と抽象化した漆喰装飾を用いるアッバース朝の建築表現。

アッバース朝建築(サーマッラー)の代表配色例
| 色 | 役割 | 比 | 文字に使う目安 |
|---|---|---|---|
#43372D | 文字・構造 | 9.06:1 | 本文の文字にも使える |
#B5936E | 主色 | 2.24:1 | 文字には向かない |
比はWCAG 2.2の計算式で求めた値です。4.5:1以上は本文の文字、3:1以上は大きな文字や図形に使える目安です(達成基準1.4.3・1.4.11)。
アッバース朝建築(サーマッラー)のプロンプト例
アッバース朝建築(サーマッラー)の雰囲気にしてください。上へ巻き上がる螺旋状のミナレット、幾何学の枠の中で反復する植物模様、浅い彫りと曲線で構成する漆喰の壁面を取り入れてください。
アッバース朝建築(サーマッラー)の主な視覚的特徴
- 上へ巻き上がる螺旋状のミナレット
大モスクのミナレット「マルウィヤ」は、モスクから独立して立つ螺旋状の塔です。その姿は、メソポタミアのジッグラトにたびたび例えられてきました。
- 幾何学の枠の中で反復する植物模様
列に並べたブドウの葉で幾何学の区画を埋めたり、平らな植物模様を複雑な幾何学の枠で囲んだりします。反復する模様は、広い空間によく合いました。
- 浅い彫りと曲線で構成する漆喰の壁面
渦巻く曲線を組み合わせて、抽象的な植物模様を作ります。刻んだ線の縁を斜めにするため「斜面様式」とも呼ばれ、遠くから見ると織物のような律動が際立ちます。
アッバース朝建築(サーマッラー)が向いている成果物
上へ巻き上がる螺旋塔を大きく見せ、サーマッラーの建築を特徴的なシルエットで示せる。
アッバース朝建築(サーマッラー)とは
アッバース朝建築(サーマッラー)は、アッバース朝のカリフ、ムウタスィムが836年に築いた都サーマッラーの宮殿やモスクの建築です。それまで宮廷はバグダードに置かれていました。サーマッラーはバグダードの北130kmのティグリス川両岸にあり、遺跡は南北41.5kmに及びます。
宮殿は、門やイーワーン、広間などを繰り返すことが多く、軸線と左右対称を用いて、果てしない広さと調和した秩序を感じさせました。壁の下部は彫刻した漆喰で飾られ、発掘者ヘルツフェルトは3つの彫り方を見分けました。渦巻く線で抽象的な植物模様を作る様式は、刻んだ線の縁が斜めであることから「斜面様式」とも呼ばれます。
ムタワッキルの大モスクは3万7440平方メートルで、ダマスカスの大モスクの2倍以上の広さがあります。モスクの上に50メートルそびえる独立した螺旋状のミナレット「マルウィヤ」は、メソポタミアのジッグラトにたびたび例えられてきました。
サーマッラーで生まれた漆喰彫刻の「サーマッラー様式」は、当時のイスラム世界の各地に広がりました。カイロのイブン・トゥールーン・モスク(878/79年完成)の螺旋状のミナレットは、この大モスクを参照したものと見られています。サーマッラーは2007年に世界遺産に登録されました。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- ミナレットが、上へ巻き上がる螺旋の形をしている
- 幾何学の枠の中で、植物模様が繰り返されている
- 漆喰の壁面が、浅い彫りと渦巻く曲線で構成されている
これらのいくつかが揃っていると、アッバース朝建築(サーマッラー)の特徴を持っていると言えるでしょう。
実例を見る
Google画像検索で「アッバース朝建築(サーマッラー)」を見る(新しいタブで開きます)検索結果の画像はこの図鑑には保存しません。出典
- Samarra Archaeological City(新しいタブで開きます)UNESCO World Heritage Centre
- Samarra, a palatial city(新しいタブで開きます)Smarthistory
- 5. The Splendors of the Abbasids (4.614 Religious Architecture and Islamic Cultures, lecture notes)(新しいタブで開きます)MIT OpenCourseWare (Prof. Nasser Rabbat)
名称・説明・主な視覚的特徴と「アッバース朝建築(サーマッラー)とは」の事実は、上の出典に基づきます。特徴の説明と見分け方は、出典の内容をこの図鑑がまとめたものです。代表配色例・向いている成果物・プロンプト例は、この図鑑の編集上の提案です。制作・編集:小林 秀樹(セカヤサAIブログ)



